CLIを使用して新しいPerforce QACプロジェクトを作成


コマンドライン上でのPerforce QACの作成は、ひとつのコマンドで実行することができます。 ユーザはPerforce QACプロジェクトの場所(通常は解析されるソースコードのトップレベル)を指定する必要があります。さらに、以下の3つの設定ファイル ACF、RCF、CCT をオプションで指定することもできます。 コマンドラインは次のような形式になります。 (明確にするため、簡素化されたディレクトリパスを入れ、複数の行に渡って書かれています。)

qacli project create -P <directory>
-C GNU_GCC-g++_12.2-x86_64-generic-linux-C++-c++14.cct
-R default-en_US.rcf 
-A default.acf

このコマンドラインの説明:

  • qacli
  • 実行ファイルが呼び出されます。

  • project
  • コマンドが呼び出されます。 'project' コマンドはのPerforce QACプロジェクトを操作するのに使用します。

  • create
  • 'project' コマンドのサブコマンドです。 このサブコマンドはPerforce QACプロジェクトの生成をするよう指示します。-P スイッチで指示されたプロジェクトが存在しない場合には、そのプロジェクトが作成されます。 既存のPerforce QACプロジェクトを変更する 'modify' サブコマンドも参照してください。

  • -P
  • 'project'サブコマンドのオプションです。 このオプションは、Perforce QACプロジェクトを指定したフォルダパスに生成します。 Perforce QACプロジェクトはフォルダ名をプロジェクト名として使用します。

  • /<path_to_project_location>
  • 解析されるサンプルプロジェクトへのパスです。

  • -C GNU_GCC-g++_12.2-x86_64-generic-linux-C++-c++14.cct
  • CCTの場所を示す任意のスイッチです。コンパイラ互換テンプレートファイルは、コンパイラの主要な属性をパーサに伝達します。 指定されていない場合、デフォルトの"QAC_Generic_C.cct" 、"QAC_Generic_C++.cct"が使用されます。つまり、CCTの一般的な用途は特定のコンパイラに紐づけされないということです。

  • -R default-en_US.rcf
  • RCFの場所を示す任意のスイッチです。 ルール設定ファイルは、パーサで利用可能なチェックを表示します。 指定されていない場合、デフォルトの"default-<locale>.rcf"が使用されます。英語環境では"default-en_US.rcf"、日本語環境では "default-ja_JP.rcf"になります。 このデフォルトのバージョンは、ほとんどのチェックを有効にします。本製品の用途には過剰かもしれません。

  • -A default.acf
  • ACFの場所を示す任意のスイッチです。 解析設定ファイルは、各パーサがどのように設定されているかを示します。 指定されていない場合、デフォルトの "default.acf"が使用されます(C、C++ 両方のパーサが有効になります)。

    基底ファイル名のみが与えられている場合、標準的なインストールとみなされ、インストレーションフォルダから取得されます。 完全な絶対パス名を設定することもできます。
新規Perforce QACプロジェクトの作成で説明したように、この方法でPerforce QACプロジェクトを作成するのは、GUIでPRQAプロジェクトを作成するよりも明らかにユーザエラーが発生しやすくなります。また、ユーザはどの設定ファイルを使用するか正確に知っていることが必要です。 GUIでは利用可能な設定ファイルがリストとなって表示されるため、新しいユーザは特にGUIを利用することが推奨されます。